脳画像データの一部を7月31日付で追加いたしました。
(9月公開を計画していましたが、予定より早い公開となりました。)
本データベースに関する2019年4月22日付の記事は下記の通りです。
AMED脳科学研究戦略推進プログラム「BMI技術を用いた自立支援・精神・神経疾患の克服に向けた研究開発(BMI技術) で進められた研究開発課題「DecNefを応用した精神疾患の診断・治療システムの開発と臨床応用拠点の構築」において策定した「脳プロ統一プロトコル」を用いて、同課題に参画した複数の施設(ATR、広島大学、梶川病院、京都府立医科大学、京都大学、東京大学、昭和大学、八重洲クリニック、大阪大学、CiNet)にて撮像した多疾患の大規模データ(総数2,409例)をデータベースとして整備しました。
このデータベースは、疾患患者988名、健常者1,421名の脳構造画像および脳機能画像、年齢・性別、患者については該当する疾患の診断に用いられる臨床評価尺度から構成されています。全員から多施設・多疾患のデータを研究プロジェクトに参画する研究機関内で共有し・合わせて解析する同意を得ております。このうち、公開の同意を得ている疾患患者706名、健常者1,122名のデータについて、利用を希望する研究者に対して所定の審査を行ったのちに利用可能となる形で公開しました。
現在(2019年5月時点)は、安静状態の脳機能結合データと年齢・性別・臨床評価尺度等の情報が利用可能です。また、脳画像データの公開に同意を得られた参加者についてのみ、2019年9月以降に脳画像データの公開を予定しています。なお、すべてのデータから個人情報と連結する符号を削除し、脳画像データからは顔部分を削除することで、参加者の個人同定が行われないような配慮を行っています。ニュースでの紹介記事はこちらです。
OPEN-ACCESS Decoded Neurofeedback (DecNef) Project Brain Data Repository