理化学研究所の林拓也チームリーダーらは、米国セントルイス・ワシントン大学医学校のDavid Van Essen教授、フランスリヨン大学のHenry Kennedy教授、オックスフォード大学のStephen Smith教授、京都大学村山美穂教授、ミネソタ大学Essa Yacoub教授らとともに、脳の構造・機能・連絡性の全貌を理解する国際研究プロジェクト「霊長類神経画像・神経解剖プロジェクト」を始動しました。本プロジェクトは最新・最高精度の画像撮像技術(理研・ミネソタ大学)、高精度解析技術(オックスフォード大学)、デジタル化神経解剖学技術(リヨン大学)、マルチモーダル皮質分析技術(ワシントン大学)、遺伝子分析技術(京都大学)を結集することで、今後の脳のコネクトーム解明という難問解決に向けた長期的科学戦略を提示しました。
論文情報
The nonhuman primate neuroimaging and neuroanatomy project
DOI : 10.1016/j.neuroimage.2021.117726
Takuya Hayashi, Yujie Hou, Matthew F Glasser, Joonas A Autio, Kenneth Knoblauch, Miho Inoue-Murayama, Tim Coalson, Essa Yacoub, Stephen Smith, Henry Kennedy, David C Van Essen
NeuroImage