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OUTCOMES
2024.11.12

全般不安症と社交不安症を区別する脳内ネットワークを新たに発見~安静時fMRIデータを用い、両疾患の違いを解明~

概 要

 千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの長野智美特任研究員、平野好幸教授、清水栄司センター長らの研究グループは、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いて全般不安症と社交不安症における安静時脳機能ネットワークの解析を行い、両疾患は右側坐核と右視床のネットワークで区別できることを明らかにしました。
 本研究成果により、全般不安症と社交不安症の病態理解を深めるとともに、将来的な鑑別診断の精度向上や新たな治療法の開発に貢献することが期待されます。

【成果情報はこちら】
https://www.chiba-u.ac.jp/news/research-collab/fmri_1.html    (千葉大学)
https://www.amed.go.jp/news/seika/2024_seika_index.html (AMED)

 

論文情報

<タイトル>

Comparison of Resting-State Functional Connectivity Between Generalized Anxiety Disorder and Social Anxiety Disorder: Differences in the Nucleus Accumbens and Thalamus Network
DOI: 10.1089/brain.2024.0034

<著者>
Tomomi Nagano, Kohei Kurita, Tokiko Yoshida, Koji Matsumoto, Junko Ota, Ritu Bhusal Chhatkuli, Eiji Shimizu, and Yoshiyuki Hirano 

<掲載誌>
Brain Connectivity ,