量子科学技術研究開発機構 脳機能イメージング研究センターの南本敬史次長、小山佳主任研究員らは、京都大学 ヒト行動進化研究センター 高田昌彦教授らとの共同研究で、私たちが状況の変化に遭遇した際に、より良い選択を導きだす2つの思考回路を発見しました。
この成果は、思考回路を明らかにした世界でも類をみない研究であり、ヒトの高次脳機能の仕組みの理解を深めるブレイクスルーとなることが期待されます。また、状況の変化への対処に障害を伴う精神・神経疾患の病態理解や治療法の開発につながる可能性があります。
【成果情報はこちら】
https://www.qst.go.jp/site/press/20240828.html (量子科学技術研究開発機構)
https://www.amed.go.jp/news/seika/2024_seika_index.html (AMED)
Distinct roles of monkey OFC-subcortical pathways in adaptive behavior
DOI: https://doi.org/10.1038/s41467-024-50505-8
<著者>
Kei Oyama, Kei Majima, Yuji Nagai, Yukiko Hori, Toshiyuki Hirabayashi, Mark A. G. Eldridge, Koki Mimura, Naohisa Miyakawa, Atsushi Fujimoto, Yuki Hori, Haruhiko Iwaoki, Ken-ichi Inoue, Richard C. Saunders, Masahiko Takada, Noriaki Yahata, Makoto Higuchi, Barry J. Richmond & Takafumi Minamimoto
<掲載誌>
Nature Communications,