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OUTCOMES
2024.09.06

うつ病と社交不安症に関わる脳機能異常の解明~安静時fMRIにより病態の共通点と相違点が明らかに~

概 要

 千葉大学 子どものこころの発達教育研究センターの和俊冰(Junbing He)特任研究員、平野好幸教授、清水栄司教授らの研究グループは、fMRI(機能的磁気共鳴画像)を用いてうつ病および社交不安症の脳機能を局所レベルとネットワークレベルの双方において比較することにより、両疾患の脳機能の共通点と相違点を明らかにしました。
 本研究は、うつ病と社交不安症を区別して診断するための新たなバイオマーカーの開発や、効果的な治療戦略の開発に今後大きく貢献することが期待されます。

【成果情報はこちら】
https://www.chiba-u.ac.jp/news/research-collab/fmri.html    (千葉大学)
https://www.amed.go.jp/news/seika/2024_seika_index.html (AMED)

 

論文情報

<タイトル>

Comparisons of the amplitude of low-frequency fluctuation and functional connectivity in major depressive disorder and social anxiety disorder: A resting-state fMRI study
DOI: 10.1016/j.jad.2024.07.020

<著者>
Junbing He, Kohei Kurita, Tokiko Yoshida, Koji Matsumoto, Eiji Shimizu, Yoshiyuki Hirano

<掲載誌>
Journal of Affective Disorders
volume 362,  1 Oct 2024