大阪大学大学院医学研究科脳神経外科の貴島晴彦教授、特任研究員の藤田祐也、高等共創研究院の栁澤琢史教授らの研究グループは、脳磁図の位相と振幅の同期度合いは、てんかん患者の診断に役立つことを明らかにしました。
今回、本研究グループは、てんかん患者と健常者の安静時脳磁図を計測し、位相と振幅の同期度合いを調べました。この位相と振幅の同期度合いはてんかん患者と健常者で異なり、深層学習と組み合わせることでてんかん患者と健常者を90%で識別できることがわかりました。本研究成果は、てんかんの自動診断の実用化に役立つことが期待されます。
【成果情報はこちら】
https://www.amed.go.jp/news/seika/kenkyu/20220408.html (AMED)
Abnormal phase–amplitude coupling characterizes the interictal state in epilepsy
DOI : 10.1088/1741-2552/ac64c4
Yuya Fujita, Takufumi Yanagisawa, Ryohei Fukuma, Natsuko Ura, Satoru Oshino and Haruhiko Kishima
Journal of Neural Engineering