OUTCOMES
2020.08.24

Marr, Ito, Albusの小脳モデルから50年が経って

概 要

David Marr、 伊藤正男、James Albusが50年前に小脳機能に関する記念碑的なモデルを提案した。これらのモデルは、感覚運動学習において、登上線維入力に誘導されて並行線維―プルキンエ細胞シナプスが可塑的変化を起こすという意味で、共通である。しかし3つのモデルは、小脳の全体か補足的な役割、パターン認識か制御、長期増強か減弱、登上線維が教師信号か誤差信号か、顆粒細胞によるスパース拡張符号化、小脳内部モデルなどの重要な点について異なる。この総説では、最近の計算理論と実験結果に基づいて、異なる特徴を評価する。

論文情報

＜タイトル＞

50 Years Since the Marr, Ito, and Albus Models of the Cerebellum
DOI : 10.1016/j.neuroscience.2020.06.019

＜著者＞

Mitsuo Kawato, Shogo Ohmae, Huu Hoanga, Terry Sangerde

＜掲載誌＞

Neuroscience