株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)・脳情報通信総合研究所、国立研究開発法人情報通信研究機構・脳情報通信融合研究センター(CiNet)、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学などのグループは、ヒトとコンピュータ内の人工知能(AI)エージェントが互いを訓練し合う双方向ニューロフィードバックシステムを開発し、両者の学習によりヒトの痛みを調節する脳内システムを強化することに成功しました。本研究の結果は、ニューロフィードバックにより、ヒトが自分の痛みを内在的に調節できるように訓練することができれば、慢性疼痛の新しい治療法開発への応用など、今後の疼痛治療への大きな貢献が期待されます。
【プレスリリースはこちら】
https://www.amed.go.jp/news/release_20200814.html (AMED)
https://www.atr.jp/topics/press_200814.html(ATR)
Pain control by co-adaptive learning in a brain-machine interface
DOI : 10.1016/j.cub.2020.07.066
Suyi Zhang, Wako Yoshida, Hiroaki Mano, Takufumi Yanagisawa, Flavia Mancini, Kazuhisa Shibata, Mitsuo Kawato, Ben Seymour
Current Biology