理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター脳コネクトミクスイメージング研究チームの林拓也チームリーダー、ヨーナス・アウティオ研究員らの国際共同研究グループは、マカクサルなどの中型霊長類動物の脳の機能・構築を生きたまま解明する磁気共鳴画像法(MRI)の撮像法や解析技術を開発し、大脳皮質や皮質下構造物の構造・機能・連絡性(コネクトーム)の可視化に成功しました。本研究成果は、これまでヒトを対象に進められてきたコネクトーム研究をヒト以外の霊長類に拡張し、両者で得られたデータの比較に基づく脳研究や、精神神経疾患の病態モデル研究に向けた基盤技術として貢献すると期待できます。
【プレスリリースはこちら】
https://www.riken.jp/press/2020/20200427_1/index.html (RIKEN)
論文情報
Towards HCP-Style macaque connectomes: 24-Channel 3T multi-array coil, MRI sequences and preprocessing
DOI : 10.1016/j.neuroimage.2020.116800
Autio JA, Glasser MF, Ose T, Donahue CJ, Bastiani M, Ohno M, Kawabata Y, Urushibata Y, Murata K, Nishigori K, Yamaguchi M, Hori Y, Yoshida A, Go Y, Coalson TS, Jbabdi S, Sotiropoulos SN, Kennedy H, Smith S, Van Essen DC, Hayashi T
<Journal>
NeuroImage